関西はロボットに熱い [Business]
関西は,まだ,夏の余韻が残っていました.今週は,大阪でゲスト講演をお願いされたこともあって,多くの関西の経営者の方々とお話しすることができ,大変有意義な週でした.また,立命館大学さんが,大学の民営化の動きに的確に対応しようとする姿勢に,大変感心しました.それに比べると早慶さんは重いです.特に慶應の9月20日号の理工学部報のある研究記事にはがっくりきました.意外なことに東大さんの方がよっぽどアクティブです.東大出身者というと,私は,高校で担任になっていただいたS先生の言葉を思い出します.「もうこれ以上は無理だと感じた後に,もう一がんばりすると道が開けました」 今は,都立高校全体を舵取りされています.
話戻りますと,関西の経営者の方々とお話させて頂いて,特に,感心したのは,ビジネスでもっとも重要である市場予測をしっかりされていてかつ熱い経営者の方が多いという点でした.関東の経営者が,熱さが今一歩の割にドリームが入ってしまい,市場を実際よりも大きく見積もって窮地に陥りやすいのにくらべると,ビジネス慣れしている感じを受けました.
せっかく来たので,週末に,少し観光したり後輩と話ができたらいいなと考えていたのですが,無情にも,ソニーからQRIO関係の知財業務の進め方について至急の確認のお願いが来てしまいました.オフィスに戻らなければ詳細の確認ができません.戻ることにしました.
マイロボット時代の扉を開けそうな資質を持っているのは,やはり関西なのかもしれないと感じながら,帰路につきました.
外に出ると,東京は秋の風が流れています.
オフィスに戻り,書類を厳重に確認していくと,かなりいい経過で,いい案です.ほっ.
ソニーへ,進め方に同意する旨,US代理人に連絡してもらい,床につきました.
【2005.10.02改訂】